1.まず始めに
セブ島在住のエンジニアMasa@Cebuです。
セブ島に住みはじめて、1年以上経ちました。
日常生活で英語を使うことが当たり前になりました。
そんな私が、日本にいたときと現在セブにいるときとで大きく変化したを感じたのは、英語でのコミュニケーション能力でした。日本ではそもそも英語を話す機会が皆無だったため、話せなくて当然でしたが、語彙力は多少あり、当時TOEICは650くらいでした。すごく高くもなく、低くもない中くらいかと思います。
TOEICを基準に考えるのは何とも言えませんが、一般的にイメージしやすいのでTOEICをベースに考えてみます。TOEICのスコアが高いけど、話すのは苦手、そこまで話すのが得意ではない方もいらっしゃるかと思います。私はその部類でした。(スコアも微妙ですが。。)
私は現状打破したく、思い切って退職をして語学留学をして、現在の仕事を通して、英語会話(意思疎通)することができるようになりました。
私の経験を元に、なぜ日本人が英語を話せないのか、苦手なのか、どうすれば英語を話せるようになり、意思疎通ができるようになるのかを紹介したいと思います。
2.英語が話せないない理由
まず英語を話す環境にないというのが現実かと思います。
そもそも日本にいて、英語教師や英語を使う仕事でない限り、英語ができなくても困ることはないかと思います。道などを尋ねられたら、苦笑いして去ればいいですし。。
学校で話す機会もあるかとは思いますが、授業中でしか使わないため、英語に触れている時間が圧倒的に少ないかと思います。
また和製英語もありますが、実際には英語の発音面ではリスニングスキルを阻害しています。
さきほどのTOEICの例でいうと、R&L(リーディングとリスニング)の対策だけで、一概に話す力がつくかは正直微妙です。その人次第ではあり、普段からフレーズを口に出している人であれば、話せる力もあるかと思います。ただこれも1人で試験対策をしている人の場合、会話のキャッチボールが続くかというと難しいかもしれません。
聞き取ることができれば、理論上返答することは可能かと思いますが、普段から聞いて、自分の回答や意見を言うことに慣れていないと、急に何て返せばいいのか戸惑ってしまったり、どもってしまうでしょう。
私もそうでした。何て言っているのかわかるのに、何て返したらいいのかうまく言えない。
これらは、総じて圧倒的に会話に慣れていない、話す機会がないのが理由です。
3.和製英語、正直ダサいです
留学して気がついたことが、和製英語だと通じないことがあります。
3.1和製英語による弊害
和製英語は日本人同士では通じますが、他の国や特にネイティブには通じません。
virus ・・・これを日本ではウイルスと呼んでいますが、ウイルスでは他の国では通じません。
McDonald’s・・・ マクドナルドでも多分通じますが、笑われます。
和製英語撲滅したいですね。
どうでもいいですが、変異株はさらにないだろってニュース見てて思いました。
日本での生活において、和製英語は最早避けることはできませんが、自分でチェックすることは可能です。
私は、中学生ぐらいの頃、単語帳で英単語の上あたりにカタカナで読み方を書いていました。これはリスニングのときに苦労することになるので、辞めましょう。
今では電子辞書やweb上でも発音を確認できるので、音声を聴いて練習しましょう。
英単語にはサイレント音(発音されない音)があることも覚えておきましょう。
Wednesday であれば、d,e
3.2 日本人特有のアクセント(Japanese accent)は一発でわかります。
これは和製英語と「日本語における日常会話においては話し方にほとんど抑揚がないこと」が、影響しているかと思います。
日本人間でも各地方ごとに訛りがあるように、英語の場合でも訛りはあります。
ただ話す人がネイティブでない場合、その国の母国語の訛りの影響が出てきます。(ネイティブにも訛りはありますが、ここでは非ネイティブに焦点を絞ります。)
私がバングラの人とZoomでミーティングする機会があったとき、バングラの2人が話しているの聴いていました。1人の方は割と何て言っているかわかったのですが、もう1人の話しは訛りが強すぎて何言っているかわかりませんでした(笑)。
このようにその国独特の訛りをなくすために、発音、アクセント、抑揚を意識すると流暢で聴き取りやすくなります。
4.フィリピン人が英語を話せる理由
セブに在住して気がついたことは、フィリピンの子供でも綺麗に発音して話せていることです。
フィリピンの母国語(公用語)はタガログ語であり、英語ではありません。
ですが学校の授業は英語で行われます。
また赤ちゃんがいる家庭では、普段から幼児向けのTV番組などがずっと垂れ流れてます。幼児向け番組とはいえ、単語単体だと頻繁には使わない動物の名前なども出てくるので侮れません。
この時点で既に、日本とフィリピンで大きな差があります。
フィリピンでは英語が当たり前であり(勿論あまり話せない人もいます)、幼少期から英語に触れています。
発音もニュートラルで癖がないので、聴き取りやすいです。
日本の場合、英語学習が小学生からとなったものの、授業自体は日本語で行われています。
圧倒的に英語に触れている時間が違いますよね?
5.じゃあ話せるにらどうすればいいのか?
5.1 英語に慣れるまで時間を費やす
私の場合、3ヶ月セブで留学をしました。
1日10コマ(内2コマは自習)、1コマ50分なので、1日 50×8 = 400分
400分× 20日 × 3ヶ月 = 24,000分 = 約400時間
発音についても意識するようになり、文法についても英語で学べたことは新鮮でした。
はっきりと言えることは英語への抵抗がなくなり、話すことに自信がついたことです。
まとまって時間を確保ができれば一番いいですが、現実は学校や会社があって忙しいはずです。
そのため地道に活きた英語を使って慣れていくことが重要です。
英語が、劇的に上達する方法はないと思います。
カランメソッドというスピーキングに特化した効率的な学習方法もありますが、面白みはないです。(グループ英語でできるなら別ですが。)
5.2スピーキングの上達方法について
以下にスピーキングの上達方法をまとめてみました。
2.正しい発音を聴きまくる
3.それを自分が発音できるように練習する
4.単語単体だけでなく、文章や使い方を覚える
5.単語の意味を英語で説明できる・言い換えができる
6.長い1文に慣れる(長文ではない)
7.youtubeなどの動画をどうせ見るなら、ネイティブのyoutubeを見るべき
8.オンライン英会話などで話し相手を見つける
9.TEDを視聴してみる(5分以下の短めのやつ)
10.海外ドラマ視聴に挑戦してみる
自分の声を録音して聴いてみるのもよいかと思います。
なぜなら自分が喋ってるときの声と、録音された声が異なり、自分の声がどのように相手に聞こえているかを自分が認識できるからです。
バイリンガルを意識してないなら、単語の意味はなるべく英語の説明を見て理解できるようにした方がいいかと思います。日本語での意味を確認することも大切ではありますが、英語を脳内で日本語に翻訳して理解していては、会話では遅い(理解が追い付かなくなる)ので英語の意味でも理解できるようにすることをおすすめします。
「5.単語の意味を英語で説明できる・言い換えができる」は重要です。留学中フィリピンの講師にもネイティブの講師にも、頑張って説明してみてと言われました。
語彙力を増やす際は、自分の興味関心がある分野に絞って覚えるようにした方が効率的です。例えば、もし自分の専門外の医学用語とかを覚えようとしても、使わないためすぐ忘れてしまいます。
「7.」youtubeには日本人も多くの英語コンテンツを投稿していますが、結局日本語を聞いている割合が多くなってしまいがちなので、どうせならネイティブのチェンネルを見て勉強した方がいいかと思います。
おすすめYouTuber
Rachel’s English(American English)
English with Lucy (British English)
「9.」「10.」についてはおまけでつけました。自信のないうちは、見ない方がいいです。ある程度リスニングができるようになり、視聴してみて、自分のレベルに合ってなかったら、違うコンテンツにしましょう。ジャンルによって難易度も異なるかと思います。
おすすめ海外ドラマ
・ペーパーハウス(Money heist) ※オリジナルはスペイン語, 英語音声で変更する
・スーツ(SUITS)
6.まとめ
- 話せないのは、そもそも話す環境にない・話す機会がないから
- 和製英語には注意する
- 日本人特有のアクセントが出ないように、発音、アクセント、抑揚を意識する
- それなりに時間を費やす・毎日英語に触れる話す機会を設ける
- 単語の意味を英英辞典(英語での説明)で確認する
- 単語の言い換えや説明ができるようになることを意識する
- 会話相手を探す
- 余裕があれば、TEDや海外ドラマの視聴に挑戦してみる
以上になります。話せるように、継続的に努力していきましょう!