1.Laravel Breezeとは
Laravelのver.8.*からBreezeを利用することができます。
Laravel Breezeを利用することでログイン認証機能を簡単に実装することができます。
1.1認証ライブラリ比較
Laravel 6.x~とLaravel 8.x~の比較
比較項目 | Laravel / ui | Laravel Breeze |
バージョン | 6.x~ | 8.x~ |
view | Blade | Blade |
JS | Vue.js / React.js | Alpine.js |
CSS | Bootstrap | Tailwindcss |
追加ファイル | view / controller / route | view / controller / route |
Laravel BreezeからAlpine.js(フレームワーク)が入ってきますが、Alpine.jsはほぼVue.jsと同じです。(追加でVue.jsを入れることも可能。)
その代わりTailwindcssは新たに学習する必要があります。
1.2事前確認
php7.3以上
php -v
composer 利用想定
composer --version
node.js 利用想定
node -v npm -v
1.3Laravelインストール
composer create-project laravel/laravel sample1
※バージョン指定しない場合、そのときの最新バージョンがインストールされる
※sample1はプロジェクト名
Laravelのバージョンを指定する場合
composer create-project laravel/laravel sample1 "8.*" --prefer-dist
※オプションで–prefer-distを付けると圧縮ファイルをダウンロード、少し早くなる
デバッグバーをインストールする場合
composer require barryvdh/laravel debugbar
1.4Laravel Breezeインストール
Laravel Breezeをインストールしていきます。
インストールするとwelcomeページの画面右上にloginとregisterが表示されるようになります。
公式ガイド(starter kits)
laravelプロジェクトを作成した後、以下のコマンドを実行
composer require laravel/breeze --dev
breezeのバージョン指定をする場合
composer require laravel/breeze "1.*" --dev
artisanコマンドでbreezeをインストール
php artisan breeze:install
以下のように表示されればOKです。
画像内に表示されているようにnpmインストールとlaravel mix(npm run)を同時に実行できます。
npm install && npm run dev
1.5.envファイル確認、DB(XAMPP, MAMP)確認
.envファイルにDB名を記載します。
DB_CONNECTION=mysql DB_HOST=127.0.0.1 DB_PORT=3306 DB_DATABASE=sample1 DB_USERNAME=root DB_PASSWORD=
XAMPP(Win),またはMAMP(Mac)にてphpMyAdminを立ち上げて、.envに記載したDB名と同じ名前でDBを新規作成します。
php artisan migrate
マイグレーションコマンド実行後、以下のようにテーブルができていればOKです。
DB_HOST=localhost
DB_SOCKETを.envに追加
DB_SOCKET=/Applications/MAMP/tmp/mysql/mysql.sock
php artisan serve
1.6ログイン認証の確認
register画面にてユーザー登録を行い、登録したユーザーでログイン認証した後、Dashboardが表示されれば、ログイン認証はOKです。http://127.0.0.1:8000/dashboard
以下の記事でルーティングの流れやルートファイルついて解説しています。
Laravel ルーティング URLアクセスしたときのブラウザ表示までの流れ
2.日本語化対応
Laravelをインストールした段階では、画面に表示されているテキストやメッセージが英語なので、日本語に変更する方法を紹介します。
login画面
register画面
2.1configファイルの設定
config/app.php
timezoneの設定(UTCからAsia/Tokyoへ変更)
'timezone' => 'Asia/Tokyo',
localeの設定(enからjaへ変更)
'locale' => 'ja',
2.2Laravel Breeze 日本語化
以下のサイトにアクセスしてコード(zipファイル)をダウンロードするhttps://github.com/Laravel-Lang/lang
解凍したフォルダ内
lang-master\locales
jaフォルダごとコピーして、laravelのプロジェクトの以下のフォルダ内にコピーする。
resources\lang
resources\lang\ja\validation.php
validation.php を開いて、以下の連想配列を付け足します。
'attributes' => [ 'name' => '名前', 'email' => 'メールアドレス', 'password' => 'パスワード', ],
resources\lang\
内にja.jsonファイルを作ります。
{“変換したい文字列”:”変換後の文字列”}
{"Whoops! Something went wrong.":"おっと! サーバーで何か問題が発生しました。"}
以下のように日本語メッセージが表示されれば、設定完了です。
以上になります、お疲れ様でした!
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