SE(システムエンジニア)は英語ができた方がいいメリットについて話します。
英語ができて、損することはありません。
むしろできないと機会損失になる可能性があります。
1.コードのエラーログを理解できる
どのプログラミング言語でもエラーは基本的に英語で表示されます。
エラーには、cmdやterminal上に表示されるエラーやchromeのインスペクター上に表示されるエラーなどがあります。
簡単なやつだと何行目にエラーがあるみたいなログ。
難しめだと長めの文章がログ出力される。
上記の例だと、DBへのアクセスに関するエラーで、Syntax errorは構文や文法に間違いがある際に出力されるエラーです。
エラーが長文だと読めても、自身ですぐ解決するのが難しいことがあります。
2.課題解決能力が向上する
出たエラーをぱっと自分自身で解決できそうにないとき、まず大抵の人はググると思います。
そのときにエラーが全部英語だと、検索結果に出てくるのも当然英語のものになってきます。そのときに、日本でいうyahoo!知恵袋的なやつが、海外だとstack overflowというサイトがあります。
日本語版のstack overflowもあります。
※英語のエラーのみで検索したときは、海外版が上位に表示されることが多いです。
質問投稿者が、例えば「こんな感じで実装してみたんだけど、こんなエラーが出てうまくいかないんだけど、どうしたらいい?」みたいな質問を投げています。
複数の回答者側は、それに対して、回答してくれています。
この質問と回答を見て、自分が該当している問題に近いものだと、解決できそうな回答があるケースが結構多いです。当てにならなかったときもあります。
そのため、質問者の問題内容と、回答者の回答内容を理解できると、早く自身の問題解決できる可能性が高くなります。
1.エラー文を読む。(or 直近の実装を見直す。)
↓
2.エラー文でググる。
↓
3.該当する記事を見つける。
※同じような事象に対する回答が見つからなかったら、キーワードを工夫する。
(php, laravel, vuejs, method名, function名などを付けたすなど)
↓
4.解決方法を自分のローカル環境で試す。
※開発環境でいきなりコマンド等を試さない。
※ローカルでも必要に応じてバックアップを取る。
↓
5.再度コンソール等でエラーがないか確認する。
3.英語の公式ドキュメントを参照するのが苦でなくなる
プログラミング言語は、海外で開発されているため、当然公式ドキュメントは英語になります。もちろん日本語版も用意されているものもありますが、最新版だと日本語版が追い付いていなかったりします。
そのため、英語が理解できると、日本語ドキュメントのみに頼る必要がなくなり、英語版でも確認することができます。
AWS(クラウドサービス)の公式ドキュメントでも一部日本語版が用意されていなかったりするので、そのときは英語版を見る必要性が出てくるかと思います。
4.海外エンジニアとのコミュニケーションが円滑に行える
私の同僚の方でも、あまり話すのが得意ではない人がいます。
チャットベースでは、英語で返信できるけど、いざ話すとなると言葉が出てこないといったことが、実現場であります。
そのため、他の日本人が、海外エンジニア向けに翻訳するみたいな二度手間みたいなことが発生します。
これがちょっとなら気にならないかもしれませんが、頻度が多かったり、説明が長くなるとその分時間がもったいないですよね。
なので、英語で話す力、伝える力があるとさらに現場で活躍できると思います。
ビジネス英語をおすすめする理由については、こちらの記事で紹介しています。
ビジネスでよく使う単語やフレーズを抑えておくとよいかと思います。
こちらの記事でエンジニアがよく使う単語・フレーズについて紹介しています。
5.就職や転職時に有利
エンジニアだけで見れば、優秀な人は沢山いますが、さらに英語ができる日本人は貴重になります。
日本企業であれば、TOEICスコア700以上あれば確実に有利になります。
(600~650でも十分な企業はあります。)
6.英語サイトでの申し込み時に迷わない(おまけ)
私がカナダに留学する際には、結構準備が必要でした。
ワーキングホリデービザを取得するプロセスが、超絶長い上に煩雑でかつ英語サイトで申請をしなければなりませんでした。
そもそもレベル0の人が、いきなり留学するのはレアケースかとは思いますが、多少英語が読めても、これどうしたらいいんだろうかというケースがあります。
なので、選択肢などは注意深く読めるようになる必要があります。
もし選択を間違えたり、記入漏れなどで申請にパスできなかったら、悲惨ですよね。
他の例だと、私の前職の先輩がPMPの試験を受験するためにPMIのサイトから、PMP試験の試験料を払うシーンがありました。
PMIは米国のサイトで当然英語で記載されています。受験できる試験もPMPだけでなく、似たような名前の資格試験があるため、当時の先輩は別の試験を選択してしまいました。
私は試験名と受験料が違うことに気づきましたが、このように注意しないと落とし穴にはまってしまうことがあります。
まとめ
その他にも、英語ができると、海外ドラマを英語で視聴できる(苦でなくなる)といったメリット等はありますが、今回はエンジニア×英語で実用的な例として上記の5つ+おまけを取り上げました。